Wi-Fiの通信速度で悩んでいる人「Wi-Fiの通信速度を速くする方法を知りたい。お金をかけずに速くする方法ってないのかな?」
こういった疑問に答えていきたいと思います。
それでは解説していきます。
本記事を読んで実行してもWi-Fiルーターの通信が安定しなく、買い替えを検討するなら、次の記事をおすすめします。
最新Wi-Fiルーターを用途や環境別で厳選して紹介!(筆者が選ぶベストワンWi-Fiルーター必見!)
チェックしてみてください。
Wi-Fiルーターの通信速度が遅い理由
パソコンやスマホをいざWi-Fiにつないでネットに接続しようとしたら、
なぜか通信状態が悪くてつながらない・・・。といった経験がありますよね。
見たいとき、必要な時にネットにつながらないのは最悪な気分です。
原因不明だと思われがちですが、案外簡単に改善できたりします。
Wi-Fiルーターが壊れている
まずは、Wi-Fiルーターがそもそも壊れているのかを疑うのが最初になります。
これを調べるのに最適なアプリを紹介します。
I-O DATA Wi-Fiミレルで電波チェック
わたしがおすすめするのは、I-O DATAが提供する無償アプリ
「Wi-Fiミレル」です。
リンク先をチェックしてもらえればわかりますが、至ってシンプルなアプリです。
電波強度を0~100の数値で表示してくれるので、Wi-Fiルーターのそばで
測定すればちゃんとWi-Fiが飛んでいるかが簡単にわかります。
これで問題なければ原因はWi-Fiの故障ではなさそうです。
次に進みましょう。
Wi-Fiルーターの性能が障害物に妨害されている
機器に問題がなければ、次に考えられるのはWi-Fiルーターの設置場所です。
これを知るうえで、電波の特性を知るとわかりやすいので解説します。
電波の特性
電波は、目に見えないので理解しづらいのですが、「光」として考えると理解しやすいかと思います。
Wi-Fiは光と同様で遠くなれば弱くなっていくのはわかりやすいですよね。
さらに、Wi-Fiもある程度障害物を通り抜けることができますが、何度も障害物を通り抜けたり、苦手な障害物によっては大きく電波が減衰してしまいます。
次にWi-Fiの電波を妨害するモノの例を紹介します。
Wi-Fiルーターの電波を妨害する天敵
下の図をみるとわかると思いますが、実は家の中には、電波を妨害するモノがめちゃくちゃあります。
電波は妨害を受けやすいのです。
上図でみると金属がWi-Fiの最大の天敵なのです。
Wi-Fiが金属に本当に弱いのかを実証してみた
我が家のWi-Fiルーターで、どの程度金属に妨害されるのか実証してみましたので参考にしてください。
検証方法は、以下2つの比較です。
- Wi-Fiルーターにスマホを直接当てた場合の電波の強度
- Wi-Fiルーターとスマホの間に家庭用のアルミホイルを挟んだ場合の電波の強度
以上2つのデータをI-O DATAが提供する無償アプリ「Wi-Fiミレル」を使用して比較検証してみました。
以下が結果です。
この結果に正直驚きました。
たった1枚のアルミホイルを間に挟んだだけでこれだけ電波が減衰するのです。
Wi-Fiルーターの置き場所が重要になってくるのは一目瞭然の結果でした。
Wi-Fiルーターを置いてはいけない場所
先ほどの検証結果で、どんなに高性能で強力なWi-Fiルーターでも設置場所によっては、性能を発揮できなくなることが分かりました。
それでは、Wi-Fiルーターを置いてはいけない場所の紹介をします。
逆に言うと、これらの場所に置かなければWi-Fiルーターの性能がちゃんと発揮されます。
もし該当する場所に設置していたなら、Wi-Fiルーターの設置場所を変えるだけで通信速度を上げることが確実にできます。
しかも無料です。
それでは、紹介していきます。
パソコンの隣など発熱するもの付近
実はこれ、わたしの体験談になってます・・・。
Wi-Fiルーターをパソコンの隣に、しかも排気ファン付近に設置していたせいで熱で故障させてしまったことがあります・・・。
Wi-Fiルーター自体も24時間稼働で発熱しています。
紙など燃えやすいものが付着していると故障もそうですが、熱で発火するおそれもあるので注意が必要です。
なるべく通気性がよく、最低でも周囲は5㎝以上空けましょう。
Wi-Fiルーターは床や棚の下など見えない場所
なんとなくインテリア的な見栄えを考えて隠した場所に置く人もいますが、電波的にはNGです。
テレビ台の下など床に近い棚のなかは、障害物が多くなりがちで電波が弱くなります。
それよりも高い位置にWi-Fiルーターを置いた方が、障害物の影響を受けにくいのでおすすめします。
ただし、見栄えが悪いからと布をかぶせたりもNGなので注意です。
窓際や部屋の隅
Wi-Fiルーターの電波は、ルーターを中心に球体状に飛びます。
つまり窓際や部屋の隅にルーターを設置すると電波の半分以上は部屋の外へ出て行ってしまうのです。
これってもったいないですよね。
Wi-Fiルーターは、出来るだけ家の中心に置くのがベストなのです。
水槽やコンクリートなど湿気を含むものの近く
電波は水が苦手です。
水槽や花瓶のとなりに置くと電波を吸収したり反射させて妨害してしまいます。
以下に、So-netのおもしろい実験の結果を引用しました。
水はけっこう大敵なんです。以前、海岸から船に向かって、電波を飛ばす実験をしたことがあるんですが、海には障害物が少ないから、一直線に電波が船に向かって飛ぶと思いきや、実際は海面で反射したり吸収されたりしてしまうので、船まで到達させることがとても難しい。
出典元:PreBell
この実験結果からも電波が水に弱いのがわかりますよね。
コンクリート壁も水分含有量が多いので、ビルなど鉄筋コンクリート構造は、電波が減衰しやすいのでなるべく離した方が良いですね。
電子レンジなどの家電の近く
Wi-Fiに使われている周波数帯は2.4GHz帯と5GHz帯です。そのなかの2.4GHz帯は電子レンジやコードレス電話でも使われる周波数帯です。
なので電子レンジ付近にWi-Fiルーターを設置すると、電子レンジの電波の干渉を受けてしまいます。
電子レンジの近くには置かないようにしましょう。
Wi-Fiルーターを設置する最適な場所
電波は球体上に飛びますので、Wi-Fiルーターを設置するなら、なるべく家の中心で高さを1メートル~2メートルくらいの位置に置くのがベストです。
やむを得ず部屋の隅に置くしかなかったり、障害物を避けられない場合はメッシュWi-Fiルーターなどを導入して中継機を導入するしかないでしょう。
参考記事がこちらになりますので気になる方は、チェックしてみてください。
まとめ
いかがでしょうか。家中にWi-Fiの障害物があると感じたのではないかと思います。
これらをしっかり避けることで、無料でWi-Fiルーターの本来の能力を発揮して電波の通信速度が向上しますのでぜひ試してみてください。
今回の記事は以上です。
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